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そうならなければならないならば

2017.03.06

お久しぶりです、加藤です。
次第に気候が暖かくなってきて
寒さの苦手な私にとっては嬉しい限りです。

私のお気に入りの本に
『日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか』というのがあります。
その中で、これは外国の方の解釈なのだそうですが、
日本語の「さようなら」は「そうならなければならないならば」と
別れを悲観するではなく、かといって悲しみを押し隠してもいない
人生の中で避けられないその出来事を自然なまま受け入れる態度に
感激されたとのことが書かれています。
(本当はもっと綺麗な文章なのですが)  


3月は別れの季節ということで、
この本の内容をふと思いだしていました。
今の時代に、こんな心情でさようならを言う機会はなかなかないかもしれません。
でもたまに、こういったふうに語られる「さようなら」を伝えられるほうが
良き人生なのだろうなということは思いださないといけないなと考えます。