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投稿日
2018年9月1日
更新日
2019年2月2日

「本気で日本のエネルギー構造を良くしたい」――社長に訊いた、トランスオーシャンプランニングはこんな会社

代表取締役大河内祥行

「日本のエネルギー構造を変え、日本の未来を変えたい」――

代表取締役の大河内のそんな想いから創業し、
太陽光発電を柱に15年歩んできたトランスオーシャンプランニング。

第11期決算謝恩会における大河内へのインタビュー記事では、
太陽光発電事業に関する話を中心に動画にてお伝えしましたが、
今回は『トランスオーシャンプランニング』が誕生するまでの経緯、
また再生可能エネルギーに携わる企業として目指す姿をお伝えします。

「来月から出て行ってくれ」と言われるところからスタート


実は「トランスオーシャンプランニング」の前身として、
「トランスオーシャンプロジェクト」という会社を立ち上げています。
当時、代表も大河内とは別の方でした。

「本当は『TOP』という名前をつけたかったんですが、当時同一地域に同じ名前の会社があって、つけられませんでした。今は自由なんですけどね」と思い出を語る大河内。
「知人に相談して、『TOPだから、トランスオーシャンとかいいんじゃない?』と、そんな軽い流れで決まりました」

そのうちにトランスオーシャンプロジェクトの社長をされていた方が抜けて、
社長の下で働いていた社員の方々もやめてしまい、大河内は一人になります。

「当時トランスオーシャンプロジェクトの社長が抜けたときは借金まみれで、
 銀行が取り合ってくれるわけもなく、お金もまともに借りられませんでした。
 さすがにやめようかなとも考えていたんですが、
 トランスオーシャンプロジェクトとして太陽光を販売していたお客さまがいたし、
 申し訳ないからもうちょっと一人でもやってみようかな、と。
 借りていた事務所に
 『来月から出て行ってくれ』と言われるようなところからやり直しました。
 必死に売って、お金払って、いさせてもらったんですけど」


会社の代表も大河内へと変わり、
今までやっていたこととは違うという決意を表明するために、
また会社が変わるといっても太陽光を販売していくことに変わりはないので、
今まで販売させていただいたお客様が混同することのないように、
TOPの『P』の部分だけを変え、
いずれは世界をまたにかけた商売ができるようにと願いを込めて、
「トランスオーシャンプランニング」として生まれ変わりました。

「本気で思うのが、次世代に良いエネルギーを残したい」


大河内が企業として目指しているところ――それは、

日本のエネルギー構造を変え、
日本の未来を変えていけるような、
そんな企業にしていきたい


ということ。

当社は太陽光発電を柱としていますが、
将来的にはいろんな形で日本のエネルギーの供給に貢献していきたいと願っています。

「車のメーカーが車を売らない時代が来ると言われている。
 トヨタ、日産、ホンダが車というハードを売るのではなくて、
 移動する手段・サービスを売る。
 これから自動運転になっていくわけですが、
 車も個人が消費するのではなくて、
 今の車の販売会社が車を無人タクシーにして、
 それを一般の人が好きな時に移動するための手段として、
 提供していくような時代になる。

 企業って、変わっていくわけですよ。
 富士フイルムも今はフィルムを製造・販売するだけの企業ではない。
 フィルムで培った技術で日本で初めてデジカメを開発し、
 今では総合的なメーカーに変わっている。
 企業で10年15年、同じ商売をしているところって、
 本当に少ないのではないでしょうか。

 今、当社は太陽光発電を販売していることがほとんどなのですが、
 太陽光というのが日本の風土によく適した発電であるのは間違いないので、
 それを筆頭にいかに自家消費できる文化をつくっていけるかも重要になってくるし、
 つくった発電所で供給できる会社に育てていきたいし、
 それで日本のエネルギー構造に大きく影響させられる会社にするのが我々の目標です」




社員には『基本力』を何よりも身に着けてもらいたい


ちなみに「社員に最も求めるものは?」と質問したところ、
「挨拶ひとつ元気にできないのは社会人としてダメです!」
と恰幅良く笑い飛ばされました。

「おはようございます」「行ってらっしゃい」
「お疲れさまです」「ありがとうございます」

そう元気ににこやかに声をかける。
そんな当たり前なことを当たり前にする、
疎かにしないことこそが大切だと大河内は語ります。

「皆、私には挨拶してくれるんですよね。
 でも、私以外の仲間の社員が外出したり帰ってきたりしたときにも、
 もっと元気よく挨拶してほしい。
 私が言えばするようになるだろうけど、そういう問題ではないです。
 『しなさい』と言われてするものではない。
 そういう風潮を社員の皆に持ってもらいたい」



まとめ

当社は現在40名にまで社員が増加しておりますが、
大河内はひとりひとりの社員を実によく見ていると感じます。

特に今期は5つのプロジェクトチームも新しく発足し、
役職や部署の垣根を超えたコミュニケーションが積極的に行われ、
社員たちの力によって前へと進む速度が加速しはじめています。

社員たちの活躍についても今後、私たちWebチームが記事として発信していく予定です。
太陽光発電を通じ、ここで働く仲間たちとともに、
お客さまへより良い暮らしを提供し続けられるよう、
そして地球にやさしい、人にやさしい、日本の未来へと貢献できるよう、
日々邁進してまいります。

 
 大河内のプロフィール

 ・家族構成
  妻、長男、長女、次女

 ・趣味
  社員や社外の方とわいわい食事したり、飲みにいったりすること

 ・好きな食べ物
  フルーツ全般。特にメロン

 ・休日の過ごし方
  車でのんびりとドライブ

 ・最も感銘を受けた本
  『思考は現実化する』(多すぎて選べないとのこと)

 ・学生時代に注力したこと
  ラグビー(中学・高校・大学と10年間)