- 投稿日
- 2019年12月21日
【トランス君講座】蓄電池のモニターについて紹介します!
≪目次≫
太陽光と蓄電池の機器
太陽光をつけた時、通常の太陽光システムのみをつけた時と蓄電池を同時に取り付けた時とでは取り付ける機器が異なってきます。
取り付けた時に蓄電池が増えるだけでなく、モニター類などの細かな機器もそれによって変わってくるのです。
今回は蓄電池をつけた時とつけなかった時、どのような機器が変わってくるのか、その一例を確認しましょう。
モニタにあらわれる情報
通常の太陽光では、モニターにあらわされる情報は発電の状況、そして消費の状況。
加えてHEMSを付ける事で、細かな電気消費の内訳をみることができるという内容になります。
蓄電池システムでは、それらに加えて蓄電池そのものの残量が表示され、充電がどれだけできているのか、その状態もわかるようになります。
蓄電池リモコンの設定によって細かく蓄電池の使い方を変える事ができるため、モニターでは設定した通りの動きができているかの確認が可能です。
蓄電池のリモコン
蓄電池のリモコンでは、通常の太陽光のリモコンとは違い、蓄電池の充電・放電の状態を確認する事ができます。
現在、放電しているのか充電しているのか、その時間帯なども設定可能であり、生活リズムに合わせた蓄電池の使い方が可能となっています。
また、太陽光のどの部分が動作していてどの部分が休止しているのか、その確認もリモコンで可能であります。例えば、夜間などで太陽光が発電出来ない状態ならば、太陽光の発電表示部分は「停止中」に。
充電が完全に完了しており、放電の必要もない状態ならば蓄電池の表示部分が「停止中」にと表示が変わります。。
蓄電池のリモコン設定
蓄電池のリモコンには、その使い方として多数のパターンが用意されており、その設定はリモコンでいつでも変更が可能です。
◇環境優先モード
太陽光発電で電力の自家消費を目指す。
昼間の電気は太陽光で賄い、余った電気は蓄電に充電(さらに余れば売電)。蓄電池に蓄えた電気は夕方~夜に利用。
朝から夜まで、電力会社からの電気を出来るだけ減らし、電気の自家消費を目指します。
※モード名称はパナソニック製(VBPRシリーズ)の例になります。
◇経済優先モード
夜間電力を活用し、ピーク電力の抑制や電気代を削減する。
昼間に使う電気は太陽光でまかなえてお得。余った電気は売電できて、さらにお得。
電気をよく使う朝方や夕方~夜は、蓄電池に蓄えた電気を利用し、買電量が減らせてお得。蓄電池への充電は安価な夜間電力を利用します。
※モード名称はパナソニック製(VBPRシリーズ)の例になります。
太陽光モニターで見える電気
太陽光のモニターでは、電気の「作る」「貯める」「使う」「売る」が一目でわかります。
また、ネットワークに対応した製品は、自宅のネットワークに接続すれば、外出先からでも発電状況が確認可能です。
※挿絵はVBPM276Cの画面を参考にしています。
放電と充電の時間設定
蓄電池のついたリモコンでは、動作モードの変更の他に蓄電池の放電と充電の時間帯を設定する事ができます。
例えば、夜間の電気使用量が非常に多く、その時間の買電の大きさが気になるようなら、夜間に放電を行い、日中には、太陽光の発電を充電にまわしておくことで夜間の買電をより抑える事が可能になります。
また、深夜の電気料金が非常に安い電気契約をしているのなら、その深夜時間に100%の充電を行っておき、日中の消費をすべて蓄電池で賄う事で、発電した電気をすべて売電にまわし、深夜料金で得た電気を日中に取り出すと言った動作も可能になります。
ライフスタイルに合わせた充電と放電の設定を行うことで、より良い電気の使い方が可能になります。
まとめ
蓄電池のシステムを導入すると、モニターの画面仕様とリモコンの機能も変化し、蓄電池の設定を含めた操作が可能になる。
放電充電の時間帯などは、ライフスタイルに合わせて設定可能であり、夜型電気使用と昼型電気使用のピークに合わせて設定が可能。
HEMSを追加していれば、自宅電気消費の内訳を確認することができ、電気消費の傾向など調べる事も可能。