- 投稿日
- 2020年2月29日
【太陽光講座】2020年のFIT制度はどうなる?
≪目次≫
▷何が変わるの?
▷事業者はどんなことに気を付けたらいいの?
1.10kW以上の大きなシステムには、自家消費システムにしないといけません!
3.10kW以上ですでに認定を取得している場合、設備の変更には気を付けて!
何が変わる?
1.固定買取価格が変わる!
経済産業省資源エネルギー庁の調達価格等算定委員会が2020年2月4日に開かれ、委員長案として上記の買取価格が発表されました!
例年通りに進むと、来年度はほぼこの価格で決定する見込みです。
※区分のkWはパワコンディショナーの合計出力です。
2.太陽光発電のシステムが変わる!
2020年度から新設する太陽光発電設備には、自家消費機能(余剰売電設備)にすることが義務付けられました。※一部例外有り
エネルギーの地産地消、災害時の活用など、将来的に太陽光発電をより身近に、有効活用できるようにしていく為ですね!
年々、売電単価が下がり、市場での取引価格とほぼ一緒になってきました。
現在発電している発電所のFIT法の調達期間が満期になった後のことも進めていきやすくなりそうです!
事業者はどんな事に気をつけたらいいの?
1.10kW以上の大きなシステムには、自家消費システムにしないといけません!
2020年度から新しく認定をとる設備は自家消費システムにしなければいけません。
自家消費システムとは、余剰配線で組まれている設備で、あらかじめ作った電力の30~50%を使用する
『自家消費計画』をもった設備の事です。
余剰配線について詳しく知りたい方はここをクリック!2.10kW以上で全量売電するならシェアリング!
直所費を行わ偉設備であっても、ソーラーシェアリングで災害時の活用が可能であれば認定を取得する事ができます。
ソーラーシェアリングとは、田んぼや畑などの農地の上にソーラーパネルを設置して発電する設備です。
ソーラーシェアリングの発電所を作るのはとても難しいですが、2020年度からは本格的に普及していきそうですね!
ソーラーシェアリングについて詳しく知りたい方はここをクリック!
3.10kW以上で既に認定を取得している場合、設備の変更には気を付けて!
既に認定を取得している設備の事業内容を変更する際に、買取価格が変更になってしまう場合が有ります。
売電価格が変更される項目
・パワコンの出力変更
・パネルの合計出力の変更(一定の増減幅を超えた場合に適用)
・配線の変更(自家消費に切り替える時)
・電力会社との接続契約締結日の変更
上記の内容の変更を行う場合、例年であれば変更申請を提出した買取価格に変更されていました。
2020年度は、災害時に活用する事が可能な設備の場合には13円、災害時の活用ができない設備の場合は12円の買取価格に変更されることになりました。
システムによって買取価格が違いますので、事業を計画される際には十分に気を付けて下さいね!
まとめ
FIT制度が出来て10年、太陽光発電の仕組みが安定し、次の段階へステップアップしていこうとしています。
再生可能エネルギーを今後より一層普及させていくことで、災害が多い日本においても安心して暮らせるエネルギー豊かな環境を創っていくことができると思います。
まあ太陽光発電についてあまり詳しくない方も、この機会にぜひ一緒に考えてみませんか?
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいね!
最後まで読んでいただき有難うございました。