トランス君の太陽光講座 詳細

投稿日
2019年11月23日

【トランス君講座】太陽光と蓄電池について紹介します!

    みなさん、こんにちは!トランスオーシャンプランニングのマスコットキャラクター、トランスです! 今回は、省エネ生活に切っても切れない関係の蓄電池について調べてみたよ。

    ≪目次≫

    1.蓄電池とは

    2.2019年問題

    3.太陽光の新たな使い方

    4.蓄電池の節電効果

    5.停電時の電源

    6.売電量をより増やす

    7.再エネ賦課金

    8.蓄電池と地球環境

    9.まとめ

     

    蓄電池とは

     

    「蓄電池」とは、発電した電気や、買った電気を蓄え、必要なときに放電し、必要な分を使うようにするシステムです。  近年、その存在が浸透し、普及し始めた蓄電池。

     

    今回は太陽光発電とも関わりのある、蓄電池についてご紹介していきます。

     

    2019年問題

    蓄電池を語る上で外せないのは、2019年問題になるでしょう。 家庭用太陽光発電では、発電し、消費して余った分を電力会社側に売るという契約が交わされていますが、この契約は10年間となっています。 そのため、2009年に売電を開始した家庭は順次この契約が終了し、今までのような契約で電力を売ることができなくなるのです。

    電気が今までの価格で売れなくなり、関西電力では、買取期間終了後は価格未定。契約外の売電は基本的に無償という回答になっており、四国電力などでは、高くて9円/kWhになるなど、電力ごとにばらつきはあるものの、これまでのように進まないことは間違いありません。 まずは考えられる選択肢を考えてみましょう。

     

    太陽光の新たな使い方

    10年という売電契約を終えた太陽光発電には大きく二つの活用方法に分類することができます。

    1.自家消費中心の活用

    家庭で蓄電池などと組み合わせ、環境を意識した電力消費形態を造りだす。 日中の余剰発電を夜間や雨天に回すことで、電力消費を極力にまで抑えることを目的とした活用。

    2.自由売電中心の活用

    各家庭で発生する余剰電力を小売業者などが集めて活用する新たなビジネスの創造を目指す。 追加の機器は不要であり、新たな売電の契約先を見つけることで、売電を続ける活用。

    それぞれの活用で太陽光の使い方には差があります。 ここからは、自家消費を中心とした太陽光システムの活用、蓄電池について考えてみましょう。

     

    蓄電池の節電効果

    太陽光発電と組み合わせた蓄電池は、節電効果に大きな期待が出来ます。 通常の太陽光発電システムでは、太陽が出ている昼間に発電しますが、夜間は電気をつくり出せないのです。

    そのため、夜間では、買電をせざるを得なくなるのです。 しかし、蓄電池と組み合わせれば、昼間に発電した太陽光の電気を蓄電池に蓄えることが出来るので、夜間にも昼間に蓄えられた太陽光の電気を放出して使うことができるのです。  この節電効果は、昼間に外出しがちで、夜に電気を多く消費するような家庭には節電という部分において非常にメリットのあるシステムと言えます。

     

    停電時の電源

    災害などによって電力会社からの電気供給が止まってしまった場合。電気は家庭に届かなくなり、あらゆる電気機器は稼働させることが出来なくなります。

    しかし、蓄電池があれば、蓄えられた電気を非常用電源として放出し、電気を問題なく使用することが可能です。 停電が長期化した場合でも、太陽光発電が稼働していれば、昼間に電気を使いつつ、余った分を再び蓄えて、夜間に放出するサイクルが出来上がるので、もしもの災害時にも安心して電気を使えます。

     

    売電量をより増やす

    蓄電池には、太陽光発電システムで発電した電気だけを蓄える機能だけではなく、電力会社から買電した電気も蓄えることが出来ます。

    この機能があることから、時間帯によって電気料金が異なり、深夜帯に電気料金が安くなる料金プランであった場合、その電気代の安い深夜時間帯で蓄電池に電気を充電し、昼間にその安価な電気を放電して使用し、その分太陽光発電システムが発電した電気をできるだけ売電に回せるようにして売電収入を増やす、という方法を取ることができるようになります。

     

    再エネ賦課金

    再エネ賦課金とは、すべての電力利用者が電力会社に対して払う賦課金で、電気料金の一部に含まれています。 これによって集められたお金は再生可能エネルギーの普及のために使われており、当然太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを生み出している企業や個人への電力会社側の負担のためにもつかわれています。

    そのため、太陽光発電など、再生可能エネルギーを生み出している場合には、この賦課金分から返ってくる仕組みになっているといえます。

     

    蓄電池と地球環境

    現在でも、原子力発電に対する安全性は疑問視され、使用済核燃料の処理や化石燃料の枯渇問題などから地球温暖化対策などもあり、今後の電気エネルギーの生産問題は課題となっています。

    蓄電池は電気エネルギーを貯めることができるので、余った電気を必要とするところに融通が可能です。太陽光発電システムのみでは完全に賄えない夜分でも電気を売るだけでなく、貯めておくことで対応することが可能となります。

    化石燃料のような天候などに左右されない安定した電源として再生可能エネルギーを利用していくために蓄電池の性能上昇やコストの低下などは重要と言えます。

     

    まとめ

    蓄電池を太陽光発電システムと併用することで、より環境に良い電気の使用が可能となる。 災害時の停電時にも蓄電池システムがあれば、電気の使用が通常とほぼ同じように使用が可能。 再生可能エネルギーが安定した電源となるために蓄電池の技術向上が不可欠。