トランス君の太陽光講座 詳細

投稿日
2019年3月2日

産業用太陽光発電:保守点検~メンテナンス~(お客様がお持ちの土地に設置した場合)

    こんにちは!
    株式会社トランスオーシャンプランニングのトランスです!

    弊社では、お客様がお持ちの土地に設備を設置させて頂いた方に、10年間の定期メンテナンスをつけさせて頂いております。今回はその方々に向けた、定期メンテナンスの内容をご紹介します。



    発電システムの保守点検

     一般的な太陽光発電所の設置場所は、住宅街やビジネス街ではなく、平地が多い田舎に設置されている場合が多く、都会に住んでいる所有者が手軽に現場を確認することができません。

     遠隔監視などの計測装置を導入している発電所では、発電量の動きを確認することはできますが、現地で何が起きているのかはわからないため、万が一異常を発見された場合には、早急な現地での調査が必須となります。

     今回は、そんな太陽光システムの定期メンテナンスが実際にどのような作業を行って、異常の有無を確認していくのか、解説します。

    ※お客様がお持ちの土地に設置させて頂いた場合は、10年間のメンテナンスが付いております。
    土地付き分譲太陽光発電所を購入して頂いた方は、こちらとは別のO&Mというメンテナンスに別途有償で加入することができます。O&Mについては、今後の記事にて紹介させて頂きます。



    ■メンテナンス① ~目視点検~


    メンテナンスでは、まず現場状況の点検から入ります。

    ① パネルの周囲に発電に影響を与える影を作る草木などの遮蔽物は存在していないか?
    ② パネルやパワーコンディショナーに汚れなどの付着物などはないか?
    ③ 架台に歪みなどがなく、パネルが曲がっていないか?
    ④ ケーブルやコネクタ等の劣化はないか?

    などを中心に、発電所の状態をチェックします。
    特に影の影響は深刻に発電量に関わるため、十分に注意する必要があります。




    ■メンテナンス② ~動作状況 点検~


    次に動作状況の確認をします。

    ① PCSの動作を確認し正常に稼働をしているのかどうかチェックをします。
    ② PCSにエラーの履歴がないかをチェックします。
    ③ 遠隔監視など、その他の付属機器の動作環境を確認します。

    草木などにより、排熱部などの正常な稼働が妨げられPCSの停止を招いてしまう危険性があるため、機器の動作状況はPCS周りでも確認が必須です。




    ■メンテナンス③ ~直流電圧確認~


    PCSの直流電圧の確認を、全てのPCSに行います。
    住宅太陽光と違い、産業用はパネルの枚数、PCSの台数ともに多く、小さなエラーが発生しやすいので、確認をしっかりとしていく必要があります。
    直流電圧の低下などのわずかな異常も、損失となって影響してくるので、見落としなく点検をしなければいけません。



    ■メンテナンス④ ~設置抵抗の確認~


    感電事故の防止のため、太陽光システムの設置抵抗を計測させていただきます。
    太陽光発電システムにも取るべき設置抵抗値の規定が成されており、その規定内に収まっているのかどうか接地抵
    抗計を用い、事故を未然に防げるように確認します




    ■メンテナンス⑤ ~発電量 実績確認~


    遠隔監視のある発電所では、情報を一括で把握できるほか、エラー時には、メールによるお知らせもあるため、迅速に異常時の対応を行うことができます。
    現地や、これらの遠隔監視の情報から、エラーの発生や発電所の良好具合などを確認することができます。




    以上が弊社で実施しているメンテナンスとなります。産業用は20年間売電が保証されておりますので、発電し続けるために、弊社でもお手伝いさせて頂きます。分譲太陽光をご購入頂いた方にはO&Mという、また別のメンテナンスをご用意させて頂いておりますので、今後ご紹介させて頂きます!


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