- 投稿日
- 2018年12月22日
自然災害の多い国「日本」、太陽光発電のリスク管理はどうする?

日本は自然災害大国として世界からも注目されています。
自然災害の多い国ランキング
1位 日本
2位 インドネシア
3位 インド
4位 中国
5位 アメリカ
1位 日本
2位 インドネシア
3位 インド
4位 中国
5位 アメリカ
では、自然災害とそのリスク管理で見るとどうでしょうか。
国連大学環境・人間の安全保障研究所(UNU-EHS)の「2016年の世界リスク報告書」によると、171か国中世界リスク評価では17位ということです。
つまり、自然災害は多いけれど、それに対処する設備が整っているため「対処能力が高い」という評価です。
近年、家庭用太陽光発電が日本でも普及してきていますが、異常気象の影響か災害も多くなっており、自然災害に対してどのような対処を行えばいいのか不安になっておられる方もいらっしゃるでしょう。
通常のリスク管理と同じく、太陽光発電においても予めしっかりと対処されていることが大切です。
自然災害に備えた、太陽光発電設置の際の2つの注意点
太陽光発電を設置する前に、下記2つの点を特に確認しておきましょう。1.お住いの地域の特性を知っておきましょう
- 海の近く
- 山の近くなどで地盤が緩い
- 地下に断層が通っている
- 周りにマンションなどの高層ビルが多い
- 河の近くで氾濫の恐れがある
- 活火山がある
- 降雪量が多い
いずれも自然災害に見舞われやすい地域の条件となりますので、どのような災害が起こりうるかを想定して対処しておく必要があります。
2.自然災害補償の確認と火災保険の見直し
メーカー自然災害補償
これについてはメーカーや施工店が必ず加入しているので、お客様の負担はございません。地震・噴火や戦争・紛争以外は大抵補償内容に含まれています。
年数や補償内容を確認しておきましょう。
火災保険
現在お住いのご自宅に必ずかけられていますが、どういった保険内容なのか保険会社に確認しておくとよいです。例えば自然災害補償では設備自体の補償はあるが、対物・対人(台風で万一パネルが飛んで被害が出た場合など)の場合の補償は火災保険でまかなうといった具合です。
保険料が増額になりますが、年に5千円から1万円程度となることが多いです。
よくあるご質問
Q.台風でパネルが飛んでいかないか?A.産業用の野立てパネルは、残念ながら各地で被害が出ています。
家庭用太陽光発電に関しては、弊社では事例がございません。
日本の国家標準のひとつであるJIS規格や建築基準法も厳しくなってきており、全国でもほとんど事例はありません。
ただ施工業者によっては、例えばパネルが屋根からはみ出しているとか、手抜き工事による危険な場合もあり、業者選びには注意しなければいけません。
家庭用太陽光発電に関しては、弊社では事例がございません。
日本の国家標準のひとつであるJIS規格や建築基準法も厳しくなってきており、全国でもほとんど事例はありません。
ただ施工業者によっては、例えばパネルが屋根からはみ出しているとか、手抜き工事による危険な場合もあり、業者選びには注意しなければいけません。
Q.強風で看板などの物が飛んできてパネルが割れたりしないか?
A.事例は少ないですが、大型の台風によりひびが入る被害が出るケースはあります。
パネルは車の窓のような強化ガラスになっているので、もしパネルが破壊されるような衝撃であれば、逆にパネルがなければ屋根を突き破るほどの衝撃であると言えます。
パネルは車の窓のような強化ガラスになっているので、もしパネルが破壊されるような衝撃であれば、逆にパネルがなければ屋根を突き破るほどの衝撃であると言えます。
Q.地震でパネルが落ちてきたりしないか?
A.パネルは屋根の骨組みに強固に打ち込まれていますので、よほどの揺れであれば、パネルの設置の有無にかかわらず屋根ごと落ちてくると思われます。
Q.積雪によってパネルが破損したり、落雪したりしないか?
A.お住いの地域の垂直積雪量に適応した施工でなければ破損します。
Q.雷が落ちてきて故障したりするのか?
A.故障します。最悪の場合火災の原因になります。
家に雷が落ちること自体非常に稀なことですが、すぐに避難したほうがよいです。
家に雷が落ちること自体非常に稀なことですが、すぐに避難したほうがよいです。
Q.水害・浸水で故障したりはしないか?
A.基本的に機器は高い位置(パワーコンディショナーの位置で約2メートル)に設置しますので問題ありません。
ただし、置き型の蓄電池の場合や、機器に到達するほどの浸水であれば感電の恐れがありますので、絶対に近づかないでください。
ただし、置き型の蓄電池の場合や、機器に到達するほどの浸水であれば感電の恐れがありますので、絶対に近づかないでください。
Q.塩害が気になる
A.お住いの地域によっては塩害対応または重塩害対応の機種がございます。販売店とご相談ください。
まとめ
日本は自然災害が多い国ですが、施工基準にそったしっかりとした業者を選び、また補償制度なども知っておくことで対策ができます。弊社でもよりよいご提案をして、長く安心してお使いいただけるよういたしますので、太陽光発電設置のご検討されている方は、ぜひご相談ください。